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社会/教育・民主主義



≪ 社会臨床シリーズ



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根津公子
自分で考え判断する教育を求めて
――「日の丸・君が代」をめぐる私の現場闘争史

ISBN978-4-87714-498-2 C0037
2023年10月刊 四六判並製 336頁 \2000


「君が代」起立・伴奏を拒否した教員を処分し上意下達を徹底したことで、東京の教育は良くなったでしょうか? 民主的だった教育はどう壊されていったのか。 中学校家庭科教員による自分の頭で考える°ウ育を守るための不屈の闘いの記録。


仁藤夢乃 編著 
当たり前の日常を手に入れるために
――性搾取社会を生きる私たちの闘い

ISBN978-4-87714-492-0 C0036
2022年9月刊 四六判 344頁 \2000

「行き場のない私に真っ先に声をかけてきたのは、買春者か性搾取業者でした」
貧困や虐待などで行き場を失い性被害に遭うなどしながらも、「自己責任」で生き抜こうとする若い女性たちとつながってきたColabo。女の子たちへのインタビューなどを通して、活動の核にある〈対等な関係性〉や〈当事者主体の活動〉について明らかに。



新垣 毅、稲嶺 進、高里鈴代、高木吉朗、宮城秋乃、木村草太、
紙野健二、前川喜平、安田浩一 著

これが民主主義か?
―辺野古新基地にNO≠フ理由

ISBN978-4-87714-487-6 C0036
2021年1月刊 A5判並製 208頁 \1900


米軍関係の事件・事故がとぎれることなく続いてきた沖縄に、さらなる負担を押し付ける日本政府。県民投票で示された「辺野古埋め立てNO=vの民意も一顧だにせず新基地建設を強行するその反民主主義的・脱法的姿勢を問う。


宇野田尚哉、川口隆行、坂口博、鳥羽耕史、中谷いずみ、道場親信
「サークルの時代」を読む
―戦後文化運動研究への招待


ISBN978-4-87714-467-8 C0036
2016年12月刊 A5判並製 368頁 \4200 
[品切]

戦後民主化の風を受けて職場や地域など各地で叢生し広範にとりくまれた「サークル文化運動」は、名もなき人びとが主体的に時代をつかみ、自らを証し立てようとするものだった。朝鮮戦争を背景とする在日コリアンたちの運動も視野に入れつつ、1950年代を中心とした文化運動の多角的な再評価・再検証をこころみる研究論集。


学校に対する君が代斉唱、日の丸掲揚の強制を憂慮する会
学校に思想・良心の自由を
―君が代不起立、運動・歴史・思想


ISBN978-4-87714-466-1 C0036
2016年10月刊 四六判並製 358頁 \3000


石原慎太郎都知事就任(1999年)以後の東京都、そして神奈川県では、「日の丸・君が代」の強制をテコに、教員と児童・生徒が積み上げてきた校内デモクラシーが踏みつぶされてきた。危機的な学校現場での教員たちの抵抗の記録と研究者たちの応答。


生活クラブ連合会「生活と自治」編集委員会 編著
ルポ 一緒に生きてく地域をつくる。
ISBN978-4-87714-460-9 C0036
2015年9月刊 四六判並製 214頁 \1500


東日本大震災と原発事故、少子高齢化や財政悪化など、社会システムの転換が求められる現在、自然エネルギーの普及や一次産業の復興など、地域の資源をもとに新しいコミュニティづくりを進める人々の姿を伝えるルポ32本。


岩上安身、竹村英明、バブリーナ、石野雅之、西村直矢、斉藤真里子、水口和恵、林 大介、中村 健
選挙を盛り上げろ!
ISBN978-4-87714-451-7 C0031
2014年10月刊 四六判並製 188頁 \1600


2014年1月の東京都知事選を俎上にのせつつ、難題が重なる現代日本の選挙、政治、民主主義のあり方を、市民メディア、市民運動、未成年模擬選挙、マニフェスト選挙を模索する8人が考える。


根津公子
増補新版 希望は生徒―家庭科の先生と日の丸・君が代
ISBN978-4-87714-433-3 C0036
2013年3月刊 四六判並製 242頁 \1700


「考えずに、あるいは間違っているとわかっていてももの言えず、 指示命令に従わされる社会で人は幸せになれるのだろうか。……私は間違った職務命令には従わない」(本文より) 「自分の頭で考えよう」と伝えてきた教員と生徒たちによる「私たちの卒業式」奪還ドキュメント。〈「君が代不起立」は私の教育実践〉を増補した新版。


澤井余志郎
ガリ切りの記―生活記録運動と四日市公害
ISBN978-4-87714-424-1 C0036
2012年5月刊 四六判並製253頁 \2000

戦後、紡績工として寒村出身の女子労働者たちと共に「生活記録運動」等の組合サークル活動に学んだ著者は、後に四日市の反公害運動に一人の「助っ人」として取り組む。そして、ぜんそく患者からの聞き書きをはじめ、運動を陰で支えた人々のこと、「青空回復請求」が「金銭補償」に回収されてゆく顛末など、「ありのまま」を詳細に記録し、伝えつづけた。見る・書く・読みあうことで共に学び成長してきた“戦後民主主義”の一つの姿。四日市公害の歴史と重なる半世紀にわたる著者の活動記録。



金森昂作
時代の証言―協同・共生の道を求めて
ISBN978-4-87714-421-0 C0036
2011年12月刊 四六判上製350頁 \2200

三井三池炭鉱の炭じん爆発によるCO中毒患者の救援活動をはじめ、丸木位里・俊「原爆の図」をみる会、「抱きしめてBIWAKO」などの市民運動、さらに生活協同組合エル・コープなどにもかかわりつつ、激動する戦後の時代を、イデアを求めて生き抜いた一社会運動家の貴重な証言。


根本行雄
司法殺人―「波崎事件」と冤罪を生む構造
ISBN978-4-87714-388-6 C0032

2009年2月刊 四六判上製 236頁 \2000


冤罪を生み出す構造的欠陥を抱える日本の警察・検察・司法。そして警察発表を垂れ流す報道機関も「冤罪を生む構造」の一角を占める。1968年に起きた、「自白も物証もなく目撃証人もいないのに死刑判決」という特異な事件であった「波崎(はさき)事件」を中心に、過去の冤罪事件や欧米の陪審制なども参照しつつ、問題を分かりやすく具体的に検証する。 ★高校生から



根津公子
希望は生徒―家庭科の先生と日の丸・君が代
ISBN978-4-87714-377-0 C0036
2007年11月刊 四六判並製 232頁 \1700
 
[品切] ⇒ 2013年増補新版へ

「わからないことがあったら自分で調べて考えなさい」と先生たちはいつも言うのに、「日の丸・君が代」となると旗の歴史も歌詞の意味も教えてくれず、歌うことを強要するのはどうしてだろう? 「自分の頭で考えよう」と問い続けた家庭科教師のドキュメント。〈主な目次〉:1,私の“戦争責任”/2,キーワードは「自分の頭で考える」/3,私たちの卒業式だから/4,教育行政が学校を壊すとき/5,異動要綱の改悪と「10・23通達」、そして停職「出勤」




小林美希
ルポ 正社員になりたい―娘・息子の悲惨な職場
ISBN978-4-87714-369-5 C0036
2007年5月刊 四六判並製 184頁 \1600 [在庫僅少]

今や派遣、請負、パート、アルバイトなどの非正規雇用で働く労働者は全体の1/3に。その多くは“超就職氷河期”の世代、学校卒業時に就職できず“とりあえず派遣”となった20代、30代の若者たち。 “景気回復” “グローバル市場で生き残るため” といった企業の掛け声の裏側で、「細切れ契約」「妊娠解雇」「社会保障加入逃れ」「偽装請負」等々といった不法・無法・不公正な行為が横行している。労働市場の規制緩和政策のしわ寄せを受け、不安な生を強いられている若者たちの“現場の声”を、同世代の著者が丹念な取材で拾い集めた渾身のルポルタージュ。2007年度日本労働ペンクラブ賞受賞作。




渡辺貢ニ
著 
先生の《中学校日記》
1996年12月刊 四六判224頁 ¥1700 [在庫僅少・美本切れ]

「チョームカツク」心の叫びにじっと耳を傾けてきたベテラン現役教員が、教育の現場を見据えつつ、知恵とユーモアと愛情をもって綴った、知らざれる中学校・中学生の現在。親と子と教師のための〈新・中学校読本〉の誕生!





大迫弘和
My Name Is…―こどもたちのよき海外体験のために
ISBN978-4-87714-178-3 C0037
1994年3月刊 四六判並製 274頁 \1800

海外子女・帰国子女教育の第一線に立つ著者の貴重な海外での実践記録。こどもたちの言語獲得過程、シュタイナー教育体験、海外校の現状、海外父母としての心得、帰国後の教育等を具体的にアドバイスする。